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肋間神経痛

肋骨周辺が急に痛む肋間神経痛とは?

脇腹を抑える男性

肋間神経痛は、背中や脇腹、

胸のあたりに鋭い痛みをもたらす神経障害です。


病気から神経痛が起きる場合もありますが、

日常生活における姿勢や運動にともなう疲労、ストレスなどが主要な引き金として考えられます。


痛み止めや湿布など、

医療機関による処置ももちろん効果を期待できます。

しかし、症状を根本から改善するには、

メカニズムを理解して原因に沿ったケアを続けていくことが重要です。


こちらのページでは、肋間神経痛の原因や症状の特徴、

日常で行えるセルフケアの方法を詳しくご紹介しています。

contents

    trouble

    • 寝ているときに肋骨に沿って鋭い痛みが生じた

    • 体幹をねじると脇腹の痛みが悪化する

    • みぞおちあたりの強い痛みで食欲がない

    • 肋間神経痛なのか内科的疾患なのか判断がつかない

    • 寝返りで肋骨が痛み、目が覚めてしまう

    • 肋間神経痛が再発しないか不安

    symptoms

    肋間神経痛といっても、ケガによるものから日常生活によるもの、

    病気によるものまで、さまざまな原因が考えられています。


    適切な対処や予防が行えるよう、

    肋間神経痛がどういった症状になるのか、特徴やメカニズムをみていきましょう。

    背中の痛みを感じている女性

    肋間神経痛の症状・特徴

    肋間神経痛とは

    肋骨の走行に沿って起こる痛みを「肋間神経痛」といいます。

    肋間神経痛は、何か特定の病気を示すわけではありません。

    坐骨神経痛と同様、末梢神経の支配領域に生じる痛みの総称を指しています。

    肋間神経痛が起こる仕組み

    何らかの原因で肋間神経が圧迫、刺激されることにより、突発的に肋間神経痛の症状があらわれます。

    背骨は、上から頚椎、胸椎、腰椎、仙骨がブロックのように積み重なり、形成されています。

    その中の胸椎(胸髄:背骨の中を通る脊髄)から出て、12対の肋骨に沿って走行している神経が肋間神経です。


    肋間神経は、背中や胸、腹部などの知覚運動に関与するといわれています。

    肋間神経痛の症状

    肋骨の走行に沿って帯状に走る痛みが、肋間神経痛のおもな症状です。

    背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺りに痛みがみられやすいです。

    また、患者様によっては、足の付け根まで痛みを生じる場合があります。

    その他、咳やくしゃみで痛みが響いたり、身体をねじる、横に倒すなどの動きで痛みが悪化したりするケースもよく見受けられます。


    痛みの出方は個人差があり「急に電気が走るように痛む」「じくじく、ピリピリと痛む」「脇腹に触れるだけで強く痛む」などさまざまです。

    基本的に肋間神経痛の症状は、左右どちらか一方だけにみられます。

    肋間神経痛を放置することによるリスク

    肋間神経痛を放置していると、日常生活において次のような悪影響がおよぶ可能性があります。


    睡眠不足

    睡眠中に肋間神経痛の症状が起こる場合があります。

    痛みによって夜中に目が覚めるため、睡眠不足になってしまう可能性があります。


    食欲不振

    背中や脇腹、胸の強い痛みが繰り返されることで、食欲が低下してしまう方がいらっしゃいます。


    不良姿勢・肩こり

    突然の激しい痛みで腹部やみぞおちあたりの筋肉がこわばり、背中を伸ばせなくなる場合があります。

    不良姿勢によって、首や肩まわりに緊張が広がるため、肋間神経痛から肩こりを引き起こすケースも見受けられます。

    Cause

    肋間神経が障害を受ける原因には、次のものが考えられています。

    腰を抑える男性

    疾患によるもの

    ヘルニア、腫瘍

    背骨の中でクッションの役割をしている椎間板が飛び出す「胸椎椎間板ヘルニア」や、脊髄内にできた腫瘍などの影響で肋間神経痛が引き起こされるケースがあります。


    帯状疱疹

    帯状疱疹ウイルスが原因となり、発症する病気になります。

    帯状疱疹では、脇腹や胸の痛みのほかに皮膚の発疹をともなう場合があります。


    側湾症

    側湾症の影響で、肋間神経の圧迫が起こる可能性があります。

    側湾症とは、背骨が左右にねじれてしまう病気のことで、生まれつきの背骨の変形や神経、筋肉の病気などさまざまな原因が考えられています。

    しかし、側湾症の多くは原因を特定できない「特発性側弯症」だといわれています。

    筋肉のイメージ

    筋肉の緊張

    医療機関の検査では異変がみつからない、原因不明の肋間神経痛は、おもに筋肉の緊張から生じることが考えられています。

    脊柱まわり脇腹の筋緊張により、肋間神経が刺激されて痛みを生じてしまうのです。

    日常生活において、筋肉をこわばらせる要因には、次のものが挙げられます。


    ・長時間の同一姿勢(デスクワーク、スマホの操作)

    ・スポーツ、肉体労働による身体の酷使

    ・身体の冷え

    ・ストレス

    など

    咳き込む女性

    激しい咳が続くことで肋骨に亀裂が入り、骨折をともなう肋間神経痛を発症する場合があります。

    特にご高齢の方は、骨粗鬆症で骨がもろくなっているため、咳など弱い外力でも骨折を起こす可能性が高くなっています。

    similar symptoms

    類似症状の例

    狭心症心筋梗塞心筋炎肺気胸といった内科的疾患から、肋間神経痛のような症状が引き起こされている場合があります。

    姿勢に関係なく持続した痛みがある際は、帯状疱疹含む何か内臓の病気が疑われます。

    命に関わるケースもありますので、肋骨周辺の痛みが続くときは早めに医療機関にご相談ください。

    病気がみつからない肋間神経痛であれば、接骨院の施術やセルフケアによって症状の緩和を目指すことができます。

    RECOMMEND

    次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ

    • 背中や脇腹周辺が痛む

    • 上半身にピリつく痛みがある

    • 身体をひねったり、横に倒したりすると症状が悪化する

    • 身体をひねると痛みが増す

    • 上半身にはりを感じる

    • 咳やくしゃみで響くように痛む

    APPROACH

    病気によるものを除けば、

    肋間神経痛は普段の姿勢や筋緊張の影響がおもに考えられています。


    原因を考慮に入れて、

    こちらでは日常で行える肋間神経痛への対処法をご紹介します。


    また、背中や脇腹、胸の痛みを繰り返している方は、

    症状を出にくくするためにも予防もしっかり行っておきましょう。

    慢性

    医療機関に行く

    骨折や打撲など外傷が疑われる際は、患部の安静を保つためにベルトでの固定を施し、鎮痛剤や湿布で痛みを抑えていく場合があります。

    また、痛みによるストレスで、より神経痛の症状を悪化させてしまう可能性があります。

    強い痛みがある際は無理に我慢せず、早めに医療機関に相談することをおすすめしています。

    慢性

    温める

    蒸しタオルカイロなどを当てて、症状が出ている箇所を温めていきましょう。

    身体を温めることで筋肉の緊張がほぐれ、神経や血管の圧迫を緩和できるといわれています。

    また、肋間神経痛の改善には、ゆっくり湯船に浸かることも有効です。

    ぬるめのお湯にじっくり時間をかけて浸かり、血流を良くすることで、神経痛の軽減を期待できます。

    慢性

    ストレッチ

    ストレッチで脇腹背中の筋肉を伸ばしましょう。

    筋肉の柔軟性を高めることで、神経の圧迫をゆるめられる場合があります。

    次のようなストレッチがおすすめです。


    ①両腕を上にあげ、左手で右の手首をつかみます。

    ②息を吐きながらゆっくり上半身を左に倒し、脇腹の筋肉を伸ばしていきます。

    ③30秒ほど伸ばしたら、反対側も同様のストレッチを行います。

    PREVENTION

    肋間神経痛の再発を防ぐため、

    普段から次のようなケアを行っておきましょう。

    01

    身体を冷やさない

    冷えによって背中や脇腹の緊張を強めると、硬くなった筋肉で肋間神経の圧迫を起こす可能性があります。

    冬場はもちろんのこと、夏場もエアコンの風で身体を冷やさないよう、上着を羽織ったり、カイロを貼ったりと冷え対策をしておくことをおすすめしています。

    また、身体の冷えを感じる際は、入浴やシャワーで全身を温めることにより筋肉の緊張緩和が期待できます。

    02

    睡眠環境を整える

    肋間神経痛を予防するためにも、自身の身体にあったマットレスを使用するようにしましょう。

    寝返りがうてずに同じ姿勢が長時間続いてしまうと、肋骨周辺の筋肉をこわばらせる場合があります。

    横向きになっても頭が傾かず、スムーズに体勢を変えられる寝具が理想といわれています。

    03

    良い姿勢を保つ

    顎を引き、胸を軽く張った姿勢を普段から意識してください。

    背中が丸くなり、肩や頭部が前に出たような姿勢では、脇腹周辺の緊張を強めてしまう可能性があります。

    ストレッチによって肩や肩甲骨まわりの筋肉をやわらかくしておくと、背中を伸ばした姿勢をキープしやすくなります。

    04

    バランスの良い食事

    栄養の偏りにより、神経障害を引き起こす場合があります。

    肋間神経痛を起こさないためにも、好き嫌いはせずバランスの良い食事をとることが大事になります。

    Q&A

    Q

    肋間神経痛とは何ですか?

    A

    肋間神経の走行に沿って起こる痛みの症状のことを指します。何かの病気をあらわすわけではありません。

    Q

    肋間神経痛のおもな原因は何ですか?

    A

    ヘルニアや肋骨の骨折、筋肉の緊張、脊柱のゆがみなどによる、肋間神経への刺激がおもな原因に考えられています。

    Q

    肋間神経痛の症状はどのようなものですか?

    A

    背中から脇腹、胸の前面、おへそあたりの鋭い痛みが、肋間神経痛のおもな症状です。

    Q

    肋間神経痛はどの年代でよくみられますか?

    A

    ストレスがかかりやすい、働き盛りの年代に多いといわれています。

    しかし、どの年齢層の方にも発症する可能性はあります。

    Q

    肋間神経痛に対して、どのような対処を行えば良いですか?

    A

    身体を温め、血行を良くすることで、神経痛が緩和する場合があります。

    また、脇腹や背中のストレッチも有効といわれています。

    Q

    接骨院では、肋間神経痛に対してどのような施術を行いますか?

    A

    身体の状態にあわせて、鍼灸や電気療法、手技などを行います。

    原因となる筋肉の緊張をゆるめたり、周辺の血行を良くしたりすることで、症状の緩和を目指します。

    Q

    肋間神経痛の症状はどれくらいの期間で改善できますか?

    A

    1ヶ月程度で改善するケースが多くなっています。

    しかし、原因にもよるため、施術期間には個人差があります。

    Q

    肋間神経痛への施術に保険は使えますか?

    A

    ケガの発症の仕方や状態によって異なるため、詳しくはご相談ください。

    Q

    肋間神経痛と心臓疾患の症状の違いは何がありますか?

    A

    姿勢にかかわらず、胸の痛みや息苦しさが強まるようであれば、病気の可能性が考えられます。

    早急に医療機関にご相談ください。

    Q

    肋間神経痛の予防方法には何がありますか?

    A

    猫背にならないよう、胸を張った姿勢を意識してください。

    また食事では、栄養バランスに気をつけることが大事です。

    author

    からだ接骨院 宝塚安倉院 院長

    西川 廉太 (Renta Nishikawa)

    資格

    ・鍼師

    ・灸師

    経歴

    ・2011年

    関西医療大学 入学

    ・2015年

    関西医療大学 卒業

    ・2015年

    株式会社Rieden 入社

    メッセージ

    来て下さる患者様の症状の改善に全力を尽くします!

    Features

    POINT 01

    最新治療機器の導入や、スタッフ一同が技術向上のために定期的な勉強会を開催しています。

    お客様にとって最高の接骨院を目指すため、日々精進しております。

    POINT 02

    施術を始める前に入念に検査・カウンセリングを行い、患者様が悩まれている症状をしっかりと把握していきます。

    それを踏まえて、一人ひとりに合った最適な施術プランをご提案いたします。

    POINT 03

    お客様の症状や身体のことについて丁寧かつわかりやすく解説いたします。

    再発しないための予防策など、アフターケアもお任せください。

    POINT 04

    「からだ接骨院 宝塚安倉院」では大人気の「楽トレ」を完備しております。

    リハビリやケガの予防、美容、インナーマッスルを鍛えたいお客様に大変ご好評をいただいております。

    POINT 05

    予約優先制なので、ほとんど待ち時間なく施術へご案内いたします。

    POINT 06

    ベビーベッドを完備しているため、小さなお子様連れのお客様にも安心してご来店いただけます。

    受付スタッフがお子様のお世話をいたします。

    POINT 07

    清潔感を常に意識しております。

    快適に気持ちよくご利用していただくため、お客様目線で店内の隅々まで目を光らせております。

    Karada Sekkotsuin
    Takarazukaakurain

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    〒665-0823
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