当院の産後骨盤矯正では次のことを行います。

施術の前に、まずは患者様の身体の状態をチェックします。

姿勢をカメラで撮影し症状などをヒアリングしてから、ゆがみの検査に入ります。

撮影した画像をもとに施術前後の姿勢を確認し、患者様自身にも視覚的に施術の効果を実感していただきます。

施術はおもに手技によって行います。

手技によるほぐしで筋肉のハリを緩和し、骨格が本来の位置に戻れるようにアプローチしていきます。

太ももやお尻、腹部、腰部など骨盤に付着する筋肉への施術が中心となるでしょう。

ゆがんだ背骨や骨盤を整えていき、産後に起こるさまざまな不調の改善を目指します。

施術は直接手で患者様を触るため、身体の変化をすぐに感じ取ることができます。

ご自宅でも行えるストレッチやトレーニングの方法をアドバイスしています。

また、普段の生活で正しい姿勢を意識していただくことで、より施術の効果を維持・向上させやすくなります。

当院の骨盤矯正では、次のことを大切にし施術を行っています。

痛みを感じると防御反応で筋肉がこわばってしまうため、なるべく刺激の少ない施術を行います。

強い力で押したり、関節を無理に動かしたりしませんので、身体への負担は少なくなっています。

痛みや強い刺激が苦手な方でも、安心して受けていただける施術です。

産後の骨盤の状態を理解しておきましょう。

妊娠2.3ヶ月頃から分泌される「リラキシン」の作用で骨盤周辺の靭帯がゆるみ、出産時に産道を広げる準備が行われます。

無事に出産を終えて、数日ほどでリラキシンの分泌は停止するといわれています。

しかし、骨盤がゆるんだ状態はしばらく残るため、育児や家事などによる身体への負担で骨格のゆがみにつながりやすくなっています。

産後の体調が回復してくる1〜2ヶ月目あたりから、施術は受けられます。

ホルモンの影響で骨盤がゆるんでいる、産後6ヶ月以内に施術を受けていただくことをおすすめしています。

半年以上経っている状態でも対応はできるため、気になる点がありましたら、お気軽にご相談ください。

骨盤には、身体を支える土台としての役割があります。

脊柱と股関節に関与しているため、骨盤がゆがむことで上半身だけではなく下半身のゆがみにもつながる可能性があります。

また、骨盤には内臓を保護して位置を支える役割もあります。

そのため、骨盤のゆがみからその中に収められている腸や生殖器などが圧迫され、機能低下を招く場合もあります。

産後の骨盤の状態を整えるには、次のようなストレッチや体操がおすすめです。

息は止めず、呼吸しながら行うようにしてください。

仰向けに寝て、両膝を立てます。

足は床につけたまま、両膝を左右交互に倒していきます。

1分間が目安です。

上半身は上を向いたままで、膝を倒す際に体幹がねじれないように気をつけましょう。

仰向けに寝ます。

両足を上げて、膝と股関節を90度の状態にします。

足の形はそのままで、下半身だけを左右交互に倒してください。（上半身は動かさない）

1分間が目安です。

仰向けに寝て、左膝を立てます。

立てた左膝の上に右足を乗せます。

その状態から膝を右側に倒すことで、左太ももの外側をストレッチできます。

30秒ほど伸ばしたら、反対側も同様に行います。