ストレッチ
猫背
猫背が当たり前の状態になっていませんか?
姿勢を正そうと思っても、知らず知らずのうちに背中が丸まり、
猫背になってしまう方は多いのではないでしょうか?
確かに猫背は楽な姿勢ではありますが、
肩こりや腰痛、頭痛などの原因となる場合があります。
また、背中の丸くなった姿勢は、周りの方にネガティブな印象も与えやすいです。
年齢を重ねるほど、筋力の低下や背骨の変性により、
姿勢の改善はむずかしくなるといわれています。
猫背になる仕組みを理解して、なるべく早めの対処を始めていきましょう。
こちらのページでは、
猫背の原因と日常で行えるセルフケアの方法をご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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猫背とは?症状・特徴について
symptoms
猫背とは?症状・特徴について
symptoms
日常生活において、
猫背の姿勢のほうが楽になっている方は多いかもしれません。
しかし、猫背は老けてみられる、気弱にみられるなど外見の影響をはじめ、
身体のさまざまな不調につながる可能性があります。
適切な対処や予防を行っていくためにも、まずはなぜ姿勢が悪くなってしまうのか、
原因をこちらでみていきましょう。
猫背の症状・特徴
猫背とは
猫背りは背中が丸くなり、顔が前に出たような姿勢を指します。
本来の背骨は、頚椎(首)は前側に湾曲、胸椎(肋骨が出ている箇所)は後ろ側に湾曲、腰椎は前側に湾曲することで、全体的にS字のカーブを描いています。
猫背は、なんらかの原因で背骨の中の胸椎が極端に湾曲し、背中が後方に出っぱった状態になります。
日本人は欧米人と比べて身体の厚みが薄く、骨格を支える筋肉量が少ないことから、猫背になりやすいといわれています。
加齢とともに背骨の形が変わってくるため、猫背といえば以前は高齢者に多い姿勢でした。
しかし、現代ではスマホやパソコンなどの影響により、若い方にも猫背が増えている傾向があります。
猫背から引き起こされる症状
肩こり、腰痛
背骨はS字に湾曲することで頭部の位置を安定させ、身体にかかる衝撃を緩和していると考えられています。
しかし、猫背では背骨のカーブが本来の状態から崩れているため、重たい頭部を身体全体ではなく、肩や背中で支える必要が出てしまいます。
それにより首や肩、腰部の筋肉が強く緊張し、血行不良になることで、肩こりや腰痛を生じる場合があります。
頭痛
猫背の影響で、首や肩まわりの筋肉が緊張しやすくなります。
硬くなった筋肉で血管が圧迫され、頭部への血行を悪くすることで、頭痛につながる場合があります。
ぽっこりお腹
猫背で前側に出た頭部を戻すために、腰を強く反った「反り腰」の姿勢をとる場合があります。
反り腰では、お腹を前に突き出した状態となるため、太っているわけではないのに下腹がぽっこりと出てきてしまう方がいらっしゃいます。
その他にも、血行不良による「冷え・むくみ」、呼吸が浅くなることでの「集中力の低下」なども、猫背から生じやすくなる症状に挙げられます。
猫背の原因
Cause
猫背の原因
Cause
日常生活において、次の原因から猫背になることが考えられています。
不良姿勢、長時間の同一姿勢
デスクワークやスマホの操作で前かがみの姿勢をとっていると、胸椎の湾曲が強まった状態で身体が固まってしまいます。
特にパソコンやスマホは、目線よりも画面が下にあるケースが多く、頭を前に出して背中を丸めた姿勢をとりやすいです。
また、長時間座っている場合も姿勢の維持がむずかしくなり、徐々に背中が丸まり猫背になる傾向があります。
筋力の低下
私たちの身体は、おもに筋肉によって支えられています。
そのため加齢や運動不足、ケガなどの影響で筋力が低下すると、背骨や骨盤が本来の位置で支えられず、姿勢の崩れにつながりやすくなります。
姿勢の維持のためには、腹部のインナーマッスルや背中の筋力が重要といわれています。
骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみから背骨のS字カーブが崩れてしまう場合があります。
特に猫背の方は、骨盤が後方に倒れている傾向があります。
日常でのアンバランスな身体の使い方(同じ方向に身体をひねる、片足に体重をかける)や、座り方(足を組んで座る、背もたれに寄りかかる)などの影響により、骨盤はゆがみやすくなっています。
骨格と体形
年齢を重ねるごとに、姿勢を支えるための筋力が低下しやすくなります。
加えて、加齢とともに関節周辺の組織が変性し、背骨のS字が崩れてしまうことで姿勢が猫背になる傾向があります。
病気・ケガ
病気やケガの影響で一部に異常をきたし、筋肉や骨が機能不全となった結果、猫背につながる場合があります。
特に高齢者が尻もちをついて起こす「椎骨の圧迫骨折」から、胸椎の後弯が強くなるケースがよく見受けられます。
猫背の類似症状
similar symptoms
猫背の類似症状
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類似症状の例
脊柱の病気
背骨の中の椎間板が後方に逸脱する「頚椎椎間板ヘルニア」や、頚椎の変性から起こる「頚椎症」などが挙げられます。
首の痛みや肩こりの症状とともに、神経圧迫をともなうと手のしびれを生じる場合があります。
ショイエルマン症候群
背骨が強く曲がってしまう病気です。
思春期の男児に多いといわれています。
原因によって、処置の方法が異なる場合があります。
猫背とともに何か身体の異変を感じましたら、早めに医療機関にご相談ください。
症状に対する施術のご案内
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猫背の対処法
APPROACH
猫背の対処法
APPROACH
猫背は普段の不良姿勢をはじめ、
筋肉の硬さや筋力不足なども影響すると考えられています。
原因を考慮に入れ、こちらでは日常で行える猫背の対処法をご紹介しています。
また、姿勢が悪くなりやすい方は、
予防もしっかり行い猫背の根本からの改善を目指していきましょう。
ストレッチにより、頭部や肩甲骨を前側に引っ張っている筋肉のこわばりを解消していきましょう。
例えば、次のようなストレッチ方法があります。
①タオルの両端を持ち、両腕を頭の上にあげます。
②頭の後ろをタオルが通過するように肘を下ろしていき、胸を開くようにストレッチします。
③「いけるところまでタオルを下ろしたら10秒ほどキープする」を3〜5回繰り返してください。
正しい姿勢・歩き方の改善
鏡や写真をみて、自身の姿勢をチェックしましょう。
背中をまっすぐ伸ばし、肩の真上に頭が乗るような姿勢をとることで、猫背の改善が期待できます。
立っているとき、座っているときはもちろんのこと、歩く際も背中が丸まらないように意識しておきましょう。
筋力トレーニング
筋力を鍛えて体幹の安定感を高めることで、背中を伸ばした姿勢が維持しやすくなります。
体幹や背中の筋力強化には「プランク」がおすすめです。
①うつ伏せになり、両肘を床につけます。
②背中を浮かせ、頭からかかとまで一直線になる高さで30秒ほどキープします。
背中が丸まらないように気をつけ、上記のトレーニングを3〜5回ほど繰り返してください。
睡眠時間
夜更かしはせず、毎日6〜8時間は睡眠時間を確保するようにしてください。
睡眠不足では疲労が十分に取れず、首や肩まわりの筋肉の柔軟性を低下させてしまう可能性があります。
猫背の予防法
PREVENTION
猫背の予防法
PREVENTION
猫背にならないよう、次に挙げる予防を行っておきましょう。
定期的に背伸びをする
デスクワークやスマホの操作中も、30分〜1時間を目安に数分程度の休憩を取りましょう。
座った姿勢が長く続くと、肩や背中まわりの筋肉がこわばり、姿勢が猫背へと崩れやすくなります。
休憩中は定期的に背伸びをし、背中の緊張をほぐすことで、猫背の予防が期待できます。
作業環境の改善
猫背の予防には、デスクワークの作業環境を整理することが大事です。
なるべく目線の高さにパソコン画面がくるように調整すると、背中が丸くなることの防止につながります。
また、スマホの操作もなるべく目線の高さで行うようにすると良いでしょう。
ストレッチ
筋肉が硬くならないよう、お風呂上がりや寝る前などにストレッチを習慣化しておきましょう。
対処法でご紹介したタオルを使ったストレッチのほか、次のようなストレッチもおすすめです。
①肘を伸ばし、小指を肩の高さで壁につきます。
②手の位置は動かさず、上半身を反対側にひねることで、胸の筋肉をストレッチできます。
③30秒を目安に、左右バランスよく筋肉を伸ばしてください。
胸の緊張をゆるめることで、背中を伸ばした姿勢をキープしやすくなります。
▼ストレッチ動画
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
猫背のおもな原因は何ですか?
長時間の同一姿勢により筋肉がこわばり、猫背につながることが考えられています。
また、生まれつきの骨格も影響する場合があります。
猫背を放置していると、どのような影響がありますか?
肩まわりの筋肉に負担をかけるため、首こりや肩こり、背中の張り感、手のしびれ、頭痛などを引き起こす可能性があります。
猫背はどのような方がなりやすいですか?
デスクワークをしている方、スマホを長時間操作している方、中高年の方などが猫背になりやすいといわれています。
猫背かどうかの判断基準はありますか?
壁にかかと、お尻、背中をつけて自然に立った際、肩や頭部が壁につかず前に出ている場合は猫背の可能性があります。
猫背への対処法は何がありますか?
ストレッチによって肩や肩甲骨まわりの柔軟性をつけることで、姿勢の改善を期待できます。
接骨院・整骨院の猫背への施術内容を教えてください。
身体の状態にあわせて手技や鍼灸、電気療法、矯正などを行い、姿勢の改善を目指していきます。
猫背はどれくらいの期間で改善できますか?
2.3ヶ月が目安となるでしょう。
しかし、年齢や生活習慣などにより、期間には個人差があります。
猫背と他の病気を見分けるポイントは何かありますか?
肩こりとともに手足のしびれや痛み、力の入りにくさ、運動障害などがみられる場合は、脊柱の病気が潜んでいる可能性があります。
医療機関に一度ご相談ください。
猫背の予防方法には何がありますか?
定期的に背伸びを行い、同じ姿勢が続かないようにケアすることで、猫背の予防が期待できます。
また、ストレッチで筋肉の柔軟性を維持しておくことも大事です。
接骨院・整骨院の施術で猫背は予防できますか?
はい。
施術で筋肉の緊張をゆるめたり、骨格の位置を矯正したりすることで、猫背の予防が期待できます。