身体を温める
ストレートネック
現代病とも呼ばれるストレートネックとは?
現代では、多くの方がパソコンやスマホを長時間使用しています。
それにともない、首こりや肩こりで悩まされている方も増えており、
その原因の一つに「ストレートネック」が考えられています。
ストレートネックを放置していると、首まわりの症状に限らず、
頭痛やめまい、吐き気といった不調につながるかもしれません。
ゆがみが生じるメカニズムを理解して、早期での対処を始めていきましょう。
こちらのページでは、
ストレートネックの原因と日常で行えるセルフケアの方法を詳しくご紹介しています。
接骨院でも対応できる場合があるため、
気になる点がありましたらお気軽にご相談ください。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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ストレートネックとは症状・特徴について
symptoms
ストレートネックとは症状・特徴について
symptoms
ストレートネックは、頚椎(首の骨)に起きたゆがみになります。
骨格が本来の位置からずれているために筋肉や関節に負担がかかりやすく、
そのままにしていると痛みにつながる可能性もあります。
症状に対して適切な対処や予防ができるよう、
ストレートネックの概要をこちらでみていきましょう。
ストレートネックの症状・特徴
ストレートネックとは
ストレートネックは、頚椎(首の骨)の形がまっすぐになった状態を指します。
姿勢を横からみた際、頭部が肩よりも前に出ていることが特徴になります。
首の骨の構造
首は、7つの頚椎が積み重なることで形成されています。
生理的には前側に軽くカーブしており、湾曲することで頭の重みを分散しているといわれています。
ストレートネックでは、何らかの原因で頚椎のカーブが少なくなり、頭部が前側に出てしまった状態となっています。
ストレートネックの種類
筋性のストレートネック
筋肉の緊張により起こるストレートネックのことです。
骨性のストレートネック
椎骨や椎間板の変形により起こるストレートネックのことです。
筋性のストレートネックが長期化すると頚椎の変形を生じ、骨性のストレートネックにつながることが考えられています。
ストレートネックから起こる症状
首こり・肩こり
ストレートネックでは、前側に傾いた重たい頭部を支えるために、首や肩まわりの筋肉に負担がかかりやすくなっています。
疲労から筋肉の緊張が強まり、血行を悪くすることで、首肩まわりの重さ・だるさ・痛みの症状を引き起こす場合があります。
腰痛
ストレートネックの方は頚椎に限らず、背骨全体のバランスも崩れている傾向があります。
それにより腰部の筋肉にも負担がかかっており、慢性的な腰痛の原因となる場合があります。
頭痛・めまい・耳鳴り
筋肉の緊張から頚椎周辺の血管や神経が圧迫され、頭痛やめまい、耳鳴りといった頭部周辺の不調につながる可能性があります。
ストレートネックの原因
Cause
ストレートネックの原因
Cause
首の骨がまっすぐになるのは、次のような原因が考えられています。
先天性のストレートネック
生まれつき首の構造がまっすぐな方もいらっしゃいます。
しかし、先天的なストレートネックはまれであり、多くは生活習慣や加齢などの影響が考えられています。
不良姿勢
ストレートネックの発症には、普段の不良姿勢が1番の原因として挙げられます。
顔を前に出した前のめりの姿勢(パソコン作業)や下を向いた姿勢(スマホの操作)などをとることで、頚椎がまっすぐな状態で固まりやすくなります。
近年はスマホの影響で頚椎に負担をかけているため、ストレートネックを「スマホ首」と呼ぶ場合もあります。
長時間の同一姿勢
長い時間同じ姿勢をとっていると、姿勢を維持するために筋肉がこわばっていきます。
特に首の前側や胸、肩まわりの緊張が強まることで頭部や肩甲骨が前側に引っ張られ、ストレートネックにつながりやすくなります。
身体にあっていない枕
高すぎる枕を使用していると、寝ている間に頭部が前に出た姿勢が続いてしまうため、ストレートネックの原因となる場合があります。
また、低すぎる枕も寝返りをうつ際に首が傾くことから、頚椎のゆがみにつながる可能性があります。
その他、加齢にともなう筋力低下や背骨の変性、骨盤のゆがみなどもストレートネックの原因に考えられています。
ストレートネックの類似症状
similar symptoms
ストレートネックの類似症状
similar symptoms
首や肩まわりの症状が、病気から引き起こされている場合もあります。
類似症状の例
頚椎椎間板ヘルニア
頸部への負担から椎間板に亀裂が入り、中から髄核と呼ばれる組織が飛び出してしまう病気になります。
頚椎症
頚椎の変形や靭帯の肥厚など、加齢にともなう脊柱の変性により、周辺の神経を圧迫する病気になります。
ヘルニア、頚椎症はともに神経の圧迫をともなうため、首の痛みや肩こりのほかに手のしびれや動かしにくさを生じる場合があります。
身体に何か異変がある際は早めに医療機関に行き、検査を受けるようにしてください。
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ストレートネックの対処法
APPROACH
ストレートネックの対処法
APPROACH
ストレートネックは、
普段の不良姿勢や筋肉のこわばりなどから生じることが考えられています。
原因を考慮に入れて、
こちらでは日常で行えるストレートネックへの対処法をご紹介します。
また、姿勢が悪くなりやすいという方は予防も継続して行い、
ストレートネックの根本からの改善を目指していきましょう。
ホットパックやなカイロなどを当てて、身体を温めましょう。
筋肉を温め、緊張をやわらげることで、骨格が本来の位置に戻りやすくなります。
ストレートネックに対しては、首や肩、背中のあたりを重点的に温めると良いでしょう。
また、全身の緊張をほぐすためには、ゆっくり湯船に浸かることもおすすめです。
ストレッチ
お風呂上がりやシャワー後など、身体の温まったタイミングで筋肉をストレッチしましょう。
ストレートネックには、タオルを使った肩甲骨のストレッチが効果的です。
・タオルの両端を持ち、両手を頭の上に挙げる
・タオルが頭の後ろを通過するように肘を下ろし、肩甲骨を内側に寄せます
・最大限下ろしたところで、10秒ほどキープ
上記の要領で2〜3回ほどストレッチを繰り返してください。
ゆっくり息を吐きながら筋肉を伸ばすようにしましょう。
首の矯正
タオルを使うことで、頚椎の簡単な矯正が行えます。
①バスタオルを縦に一回折った後、端から丸めて円柱状にします。
②丸めたタオルを首の後ろに置き、仰向けに寝ることで、頚椎のカーブを作る矯正を行えます。
③リラックスした状態で15分ほど横になりましょう。
ストレートネックの予防法
PREVENTION
ストレートネックの予防法
PREVENTION
ストレートネックにならないよう、普段から次の予防を行っておきましょう。
正しい姿勢の意識
顎を軽く引き、肩甲骨の上に頭部を乗せるように意識してください。
顔を前に出したような姿勢では、頚椎がまっすぐ伸びた状態となってしまいます。
ストレートネックを予防するには、鏡でこまめに姿勢をチェックしておくと良いでしょう。
スマホ、パソコン操作の姿勢
スマホやパソコンの画面は、できるだけ目線の高さにくるように調整してください。
画面が下にあると、前のめりの姿勢をとりやすくなってしまいます。
また、こまめに休憩を入れて身体を動かし、筋肉が固まらないようにケアすることで、ゆがみの予防が期待できます。
枕の調整
睡眠中に首に負担をかけないよう、自身にあった枕を選ぶようにしてください。
寝返りがスムーズにうて、寝起きに首や背中の疲れを感じない枕が理想といわれています。
頭が沈むと寝返りがうちにくくなるため、長年使用して古くなった枕は、新しいものに買い替えることをおすすめしています。
ストレッチをする
筋肉の柔軟性が低下している状態では、背中を伸ばした姿勢を維持しづらくなります。
こりや疲れを感じたときに限らず、日頃のストレッチで筋肉の柔軟性を高めておくことが大事です。
対処法でご紹介した肩甲骨のストレッチを中心に、ストレートネックを予防するためには、首や肩まわりを重点的にストレッチしておきましょう。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
ストレートネックは首がどのようになっているのですか?
本来ある頚椎(首の骨)の湾曲がなくなり、まっすぐ伸びた状態になります。
ストレートネックの原因は何ですか?
デスクワークやスマホの操作などによる、長時間の不良姿勢がおもな原因に挙げられます。
ストレートネックを放置していると、どのような影響がありますか?
首まわりの筋肉に負担をかけることで、肩こりや頭痛、首の痛みなどにつながる可能性があります。
ストレートネックかどうかの判断基準はありますか?
壁にかかと、お尻、肩甲骨をつけて立った際、後頭部が壁につかず前に出ている場合はストレートネックの可能性があります。
ストレートネックへの対処法は何がありますか?
身体を温めることで、首や肩まわりの緊張をゆるめましょう。
また、首や肩甲骨周辺のストレッチもストレートネックの改善に有効です。
接骨院・整骨院におけるストレートネックの施術内容を教えてください。
身体の状態にあわせて手技や鍼灸、電気療法、矯正などを行い、ストレートネックの改善を目指します。
ストレートネックはどれくらいの期間で改善できますか?
2.3ヶ月が目安となるでしょう。
しかし年齢や生活習慣、骨格のゆがみ具合によって、施術期間には個人差があります。
ストレートネックと他の病気を見分けるポイントは何かありますか?
手の痛みやしびれ、力の入りにくさなどがある場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が疑われます。
医療機関で検査を受けることをおすすめします。
ストレートネックの予防方法には何がありますか?
背中をまっすぐ伸ばし、前のめりの姿勢が続かないように気をつけましょう。
また、身体が固まらないよう、ストレッチで筋肉の柔軟性を維持しておくことも必要です。
接骨院・整骨院の施術でストレートネックは予防できますか?
はい。
施術によって筋肉の緊張をほぐしたり、身体のバランスを整えたりしておくことで、ストレートネックの予防が期待できます。