安静にする
腱鞘炎
腱鞘炎の改善方法は?
原因と対処法をご紹介!
スマホの操作や家事、育児、スポーツ中など、手指の痛みを感じることはありませんか?
もし親指の付け根に局所的な痛みがある場合は「腱鞘炎」の可能性があります。
また、指がカクカクと動いてしまう「ばね指」も腱鞘炎の一種です。
腱鞘炎をそのままにしていると痛みが悪化し、
最終的には手を使えなくなるケースも見受けられます。
症状の早期改善を目指すためにも、
できるだけ軽症のうちから対処を始めていくことが大切です。
こちらのページでは、
腱鞘炎の原因とセルフケアの方法をメインにご紹介しています。
接骨院・整骨院でも対応できる場合があるため、
指の痛みで気になる点がありましたら、お気軽にご相談ください。
目次
contents
目次
contents
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
腱鞘炎とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
腱鞘炎とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
指や手首の痛みが続く場合は、腱鞘炎が疑われます。
手の使いすぎが考えられていますが、
腱鞘炎にはその他にもさまざまな原因が考えられています。
症状に対する適切なケアができるよう、
腱鞘炎のメカニズムや原因について、こちらで理解を深めておきましょう。
腱鞘炎の症状と特徴
原因をみていく前に、まずは腱鞘炎の仕組みや特徴を理解しておきましょう。
腱鞘炎の仕組み
筋肉から骨に沿って伸びている繊維状の組織によって、指の曲げ伸ばしが可能になっています。
その繊維状の組織のことを「腱」といい、腱を刀の鞘のように包んでいる組織が「腱鞘」になります。
腱鞘のトンネルを細長い腱が通過しているイメージを持つと分かりやすいでしょう。
腱と腱鞘が繰り返し擦れて炎症を起こすことで、腱鞘炎が発症します。
特に次のような方が、腱鞘炎になりやすいといわれています。
・文字や絵をよく描く
・パソコンをよく使用する
・スポーツでラケットを使用する
など
具体的な原因については、下記にて詳しくご紹介しています。
腱鞘炎の症状
ドケルバン病
親指を広げるときに動く筋肉の腱と、手首の甲側にある腱鞘との間に起きた腱鞘炎です。
「狭窄性腱鞘炎」とも呼ばれています。
手首の親指側に生じる痛みや腫れが、ドケルバン病のおもな症状です。
患部に圧痛があり、手首や親指を動かそうとする際に痛みが悪化しやすくなっています。
ばね指
指を曲げるときに働く筋肉の腱に起きた腱鞘炎です。
関節の手のひら側に症状が起こります。
炎症によって腱鞘が厚くなり、腱がスムーズに腱鞘の中を通過できなくなることで、指を曲げ伸ばしする際に引っ掛かりを感じるようになります。
また、状態が悪化すると途中で指が動かなくなり、無理に動かそうとすると引っ掛かりが外れて指が弾かれたように動く「ばね現象」が生じる場合もあります。
腱鞘炎の原因
Cause
腱鞘炎の原因
Cause
腱鞘炎のリスクを高める要因には、次のものが挙げられます。
手の使いすぎ
腱鞘炎のおもな原因には、手の酷使が考えられています。
手を繰り返し使うと腱鞘に微細な傷ができますが、通常であれば睡眠や休養により損傷部は修復されていきます。
しかし、オーバーユースの状態では修復が追いつかなくなり、損傷が積み重なることで炎症につながってしまう場合があります。
手首や指に負担のかかる動作には、例えば次のようなものがあります。
・ラケットなど強く握る動作のあるスポーツ
・キーボード操作
・ピアノ演奏
・手首を長時間動かす作業
・育児
など
スポーツにともなう強い負荷に限らず、仕事や家事など軽めの作業によっても腱鞘炎を発症する可能性はあります。
筋肉の柔軟性の低下
筋肉の緊張が強まっていると関節の動きが硬くなり、同じ手を使った動作でも腱や腱鞘に負担をかけやすくなります。
腱鞘炎については前腕(手首と肘の間部分)の緊張をはじめ、肩や肩甲骨周辺の柔軟性も影響すると考えられています。
ホルモンバランスの乱れ
産前や産後、更年期の女性に腱鞘炎が多くなっています。
上記の期間は、炎症を抑える作用があるエストロゲン(女性ホルモンの一種)の量が大きく減少してしまうためです。
特に産後の女性はホルモンバランスの崩れとともに、赤ちゃんの抱っこや授乳などで手首に負担がかかるため、腱鞘炎になりやすい傾向があります。
腱鞘炎の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
腱鞘炎の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
関節リウマチ
手の関節に痛みや腫れを生じる病気に「リウマチ」が挙げられます。
リウマチは、免疫が異常をきたし、自身の関節を攻撃して炎症を起こしてしまう病気です。
腱鞘炎やばね指とは違い、リウマチでは手の関節以外にも痛みを生じる場合があります。
進行性の病気のため、放置していると徐々に状態が悪化していく可能性が高いです。
朝の手のこわばりや関節のぶよぶよした腫れなど、リウマチの初期症状がみられましたら、なるべく早めに医療機関にご相談ください。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
腱鞘炎の対処法
APPROACH
腱鞘炎の対処法
APPROACH
腱鞘炎を放置していると、症状が徐々に進行していく可能性があります。
仕事や家事など日常生活に影響がおよぶ場合もあるため、
早めの改善を目指していきましょう。
こちらでは、自身で簡単に行える腱鞘炎への対処法と予防法をご紹介いたします。
患部の治癒力を高めるため、なるべく手を休ませるようにしてください。
初期の段階で対応できれば、その分早期に症状が改善しやすくなります。
手を休ませることがむずかしい方は、テーピングやサポーターで固定しておくと、腱鞘にかかる負担を軽減できる場合があります。
アイシングを行う
熱感がある際は、氷枕などを当てて患部を冷却しましょう。
アイシングにより周辺の血管が収縮し、炎症や腫れの軽減を期待できます。
しかし、冷やしすぎは血流を悪くする可能性があるため、アイシングは痛みが強い時期に限ることをおすすめしています。
湿布を貼る
痛みが強く、日常生活に支障が出るようであれば、湿布を使用してみましょう。
消炎鎮痛剤の作用により、痛みを緩和する効果を期待できます。
痛みがストレスとなり、より筋肉の緊張を強める可能性があるため、症状は我慢しすぎないようにお気をつけください。
温める
痛みや炎症が落ち着きましたら、蒸しタオルなどを当てて患部を温めましょう。
温めることで血の巡りが良くなり、組織の修復に必要な酸素や栄養素が、患部に運搬されやすくなります。
また、筋肉の緊張をやわらげ、腱鞘の負担を減らすためには、患部に限らず前腕(肘と手首の間部分)まで温めるとより効果的です。
腱鞘炎の予防法
PREVENTION
腱鞘炎の予防法
PREVENTION
腱鞘炎の再発を防ぐため、普段から次のようなケアを行いましょう。
生活を改善する
仕事以外でのパソコンやスマホの使用頻度を減らしたり、ハードな運動を控えたりして、腱鞘炎になる生活習慣を改善していきましょう。
可能であれば、利き手と反対側の手も使うようにすると、腱鞘への負担の軽減につながることが考えられています。
手指を定期的に休める
仕事中もこまめに休憩を入れ、手や指を定期的に休ませるようにしましょう。
休憩中は手首のストレッチを行ったり、手のグーパーを軽く繰り返したりして手のこわばりを取っておくことで、腱鞘炎の予防が期待できます。
ストレッチ
ストレッチで筋肉の柔軟性を高めておくと、腱鞘にかかるストレスの緩和を図れます。
腱鞘炎を予防するには、次のようなストレッチが有効といわれています。
・肘を伸ばした状態で、手首を反らせる(反対側の手を使います)
・肘を伸ばした状態で手首を手のひら側に曲げ、内側にひねる(反対側の手を使います)
・両腕を後ろに引いて胸を広げる
など
ゆっくり呼吸をしながら、30秒ほどかけて筋肉を伸ばすようにしてください。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
腱鞘炎とは何ですか?
腱鞘に炎症を起こした状態を指します。
腱鞘とは関節を動かす際、腱が浮かび上がらないようにつなぎとめている組織になります。
腱鞘炎のおもな原因は何ですか?
手首や指の使いすぎが、おもな原因に挙げられます。
その他、筋肉の硬さや身体の使い方も影響するといわれています。
腱鞘炎の症状はどのようなものですか?
手首の親指側に生じる、圧痛や腫れ、指を動かした際の痛みがおもな症状になります。
腱鞘炎には最初どのような処置をとれば良いですか?
患部の治癒力を高めるため、手や手首を可能な範囲で休ませることが大事です。
また、炎症を抑えるためには、アイシングも有効といわれています。
接骨院・整骨院の腱鞘炎への施術内容を教えてください。
炎症を抑えるため、患部には鍼灸や超音波、電気療法を行います。
また、手技で周辺の緊張をほぐすことにより、患部への負担を軽減していく場合もあります。
腱鞘炎の施術期間はどれくらいですか?
軽症で対処できれば、1ヶ月ほどで痛みの緩和を期待できます。
しかし、患部の使用頻度や年齢などにより、期間には個人差があります。
腱鞘炎への施術は痛くありませんか?
痛みを感じると緊張が強まってしまうため、できるだけ刺激の少ない施術を行います。
腱鞘炎を放置しているとどうなりますか?
痛みによって日常生活に支障が出るばかりか、指を動かせなくなってしまう可能性もあります。
腱鞘炎を予防するための方法は何ですか?
痛みが出たときに限らず、普段から定期的に手を休ませることが大事です。
また、ストレッチで筋肉の柔軟性を高めておくと、腱鞘炎の予防が期待できます。
腱鞘炎の予防として接骨院・整骨院の施術は受けられますか?
はい。
施術によって筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高めておくことで、腱鞘にかかる負担の軽減を期待できます。